「夏休みこども薬剤師体験」を実施しました

2024年08月23日

夏休み期間中の8月8日(木)、白子キャンパス1号館4階の調剤室において、小学4?6年生を対象に「夏休みこども薬剤師体験」を実施しました。本学の施設を利用した小学生への薬剤師体験は初めての試みで、対象地区を絞ったものの非常に多くの方から応募がありました。当初は午後の部のみの開催予定でしたが、午前の部も増設して開催しました。それでも定員を超えたため参加者は抽選となりました。参加できなかった方には申し訳ありませんでした。

薬剤師が調剤室で実際に行っている作業を体験してもらいました。調剤室で散剤(粉薬)と水剤(シロップ)を処方箋に従って各自で調剤しました。分包機という機械を使って、調剤した薬を自動的に分ける作業も体験してもらいました。薬袋(薬をいれる袋)も作成し、実際に薬を提供できる形に整えました。数多くの工程がありましたが、本学薬学部5年生のボランティア学生8名がサポーターとして活躍してくれ、スムーズに実習は進みました。実習終了時には白衣を着て調剤した薬を投薬カウンターで提供している姿を、保護者の皆さまが撮影されていました。

三重県では人口10万人あたりの薬剤師の数が全国平均よりかなり少ない状況で、薬剤師が足りない施設も数多くあります。このような体験学習を通じて、薬剤師の仕事に興味をもってもらい、将来の職業選択への一助となることを期待して薬剤師体験を実施しました。参加した皆さんからは、「花屋にもなりたいけど、薬剤師もいいかな」という声も聞こえており、薬剤師という仕事に興味を持ってもらえたと思っております。

来年度以降も同様な企画を実施していく予定です。薬剤師に少しでも興味のある皆さんの参加をお待ちしております。

-薬学部 薬学科-