第9回日本運動器理学療法学会学術大会(2021年9月11日~12日:WEB開催)において、本学大学院医療科学研究科?医療科学専攻理学療法学分野?博士後期課程1年の桒原 健太さん(指導教員:浅田啓嗣)が大学院での成果を発表し、その内容が高く評価され徒手理学療法領域奨励賞を受賞しました。
発表タイトルは「人工膝関節全置換術施行患者の術後2ヶ月における生活機能予測」で、膝関節に変形と痛みがあり人工関節に置換する手術を受けられた方々の、術後理学療法の効果を予測する指標を検討した研究です。術前の膝の可動域制限が軽度ながらも、運動に対する不安感が強い高齢者が、術後の生活に満足できない可能性が高いことを報告しました。
近年、治療後の患者満足度を高めることが重要視されています。予測指標の開発により、将来の問題点に事前に対処する効果的な治療の選択が可能となります。今後、さらなる研究の発展を期待しています。
-医療科学研究科 医療科学専攻理学療法学分野?教授 浅田啓嗣-