「『食で紡ぐ世界の絆』ウクライナと日本~食文化は生きる力、国の誇り、世界の誇り~」を開催しました

2023年03月02日

2月28日(火)千代崎キャンパスの調理実習室において、「『食で紡ぐ世界の絆』ウクライナと日本~食文化は生きる力、国の誇り、世界の誇り~」と題した異文化交流を行いました。

ゲストに柏谷オーリャさん(ウクライナ出身)と小林ステラさん(モルドバ共和国出身)をお招きし、交流会の企画者である副学長でありボランティアセンター長の髙木久代先生、医療栄養学科の学生をはじめとする11名の学生、そして医療栄養学科の教員3名が参加しました。ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナや隣国のモルドバ共和国の郷土料理を作ることで、お互いの食文化を通じ、それぞれの国に対して理解を深めました。

当日はウクライナの郷土料理である“ボルシチ”と、モルドバの伝統料理のチーズパン“ウンブルティータ”、そして日本の料理として加薬おこわと白きくらげを使った薬膳コンポートを作りました。

オーリャさんは、ボルシチについて「日本人にとってのみそ汁のように、それぞれの家庭の味がある」と説明し、学生に丁寧に作り方を教えてくださいました。ボルシチに入れるビーツを知らなかったり初めて調理する学生もいて、みじん切りにする作業では手を赤くしながら取り組んでいました。

ステラさんはウンブルティータについて、「日本人にとってのお米のよう。モルドバは小麦が沢山収穫でき、10kgを超える小麦で作ることもある」と紹介すると、学生からも驚きの声が上がりました。

オーリャさんとステラさんからウクライナの状況を聞いた学生からは、「さまざまな食文化がウクライナにあると知り、それが破壊されてほしくないと思った。良い方向に変わってほしい」、「今後のウクライナの状況にも関心が出てきた。平和に解決してほしい」といった感想が聞かれました。

この交流会は学生たちにとって、他国の文化や戦争などについて考える良い機会となりました。

-ボランティアセンター-