客員教授の奥田政行シェフによる「食と健康」の講義を開催しました

2019年09月20日

8月5日(月)白子キャンパスにて、本学客員教授の奥田政行シェフによる「食と健康」の講義を開催しました。「食と健康」は全学生対象の選択科目で約300名が受講しました。

レストラン開業時の苦労話から、ローマ法王などとの接見に至るまでのサクセスストーリーをはじめ、地方創生や経営学、人材育成の在り方など、途中ユーモアを交えながらご講義いただきました。奥田シェフご自身の実体験に基づいた「チャレンジ精神」や「人との繋がり」を学べたことによって、学生自身の人生設計を考える上で、有意義な講義となりました。

◆奥田政行シェフ プロフィール◆
1969年山形県鶴岡市に生まれる。
高校を卒業後、東京にてイタリア料理、フランス料理、フランス菓子、イタリアンジェラートを修業。25歳で帰京しホテルの料理長や農家レストランを経験したのち2000年3月に地産地消をコンセプトに鶴岡市に『アル?ケッチァーノ』をオープン。

その後、ドルチェの店や2009年には銀座の地元山形県アンテナショップでイタリアレストランを手掛けながら、国内のみならず海外でも認められ『世界の料理人1000人』に選出された。多くの受賞歴があり、自身がプロデュースする店舗を数々出店。その中で2012年、三重県菰野町アクアイグニス内にイタリアン『サーラビアンキ アル?ケッチァーノ』『イル?ケチァーノ ミエーレ』をプロデュースする。隣接する野菜園で収穫された季節の野菜や菰野町、三重県の食材をふんだんに使った料理を提供している。

著書『食べもの時鑑』が、料理本のアカデミー賞と称される「グルマン世界料理本大賞2017」において食の遺産部門のグランプリを受賞。食と環境を中心とする生命科学思想を持ち、在来作物を使用した地産地消を唱え、地域活性化や地方創生に大きく貢献している。