2月6日(木)17時から白子キャンパス6号館6103教室において、「第7回SUMS-NITS医工連携研究会」が開催されました。
SUMS-NITS医工連携研究会は、鈴鹿医療科学大学(SUMS: Suzuka University of Medical Science)と鈴鹿工業高等専門学校(NITS: National Institute of Technology, Suzuka College)の研究者が連携して、医療に関わる新技術の研究開発や新事業の創出を図ることを目的として開催する研究会です。この研究会は2017年に開始され、2018年2月にはこの研究会の成果を基礎として、「SUMSとNITSにおける学術研究交流に関する協定」が締結されています。
今回の研究会では、本学の豊田長康学長の挨拶に続き、NITSとSUMSから各一題の講演がありました。
講演1は、NITSの電気電子工学科 生田智敬助教によるもので(演題名:人工ニューラルネットワークに対する生物学的アプローチ)、人工ニューラルネットワークと呼ばれるヒトの神経細胞を模した人工ネットワーク形成に関する研究成果を紹介していただきました。
講演2は、SUMSの薬学部薬学科 中山浩伸教授によるもので(演題名:真菌症の親近学)、カビ?コウボ?キノコなどの真菌の生物学的特性と真菌感染症(真菌症)の現状とその薬物治療の紹介、今後の医工連携により解決すべき新しい研究課題例を提案していただきました。
両講演とも非常に有意義な内容であり、今後のSUMS-NITS医工連携研究により更なる発展が期待されることを示してくださいました。
また、追加講演として三重県工業研究所 藤原基芳主幹研究員により、工業研究所における取組を紹介していただきました。
最後に、今後取組むべき活動などについて参加者による意見交換が行われました。講演内容の要旨については、こちらをご覧ください。
-社会連携研究センター長 鈴木宏治-