6月17日に第3回薬学セミナーが開催されました(基礎と臨床の融合 ~研究の変遷と辿り着いた場所~ 大井一弥薬学部長)。大井教授は、薬剤師が行うべき臨床研究について、自身の研究例を示しながら具体的に提案されました。どこに研究意義を見出し、どのように研究を遂行されたか等、試行錯誤のプロセスを含めて例示してくださいました。添付の講演要旨も是非参照していただきたいと存じます。
我々は日常生活において、「これがこうなるのはあれが原因じゃないの?」といった因果関係に関する疑問を抱くことがあります。大井教授によると、臨床現場でも同様の疑問に出会うことがあるようです。このような曖昧な因果関係については、確立された方法論に則った基礎研究で、関連の有無を明らかにすることができます。臨床現場で見出した仮説を証明する必要性に迫られた時、学部や大学院で行った基礎研究が大いに役立つかもしれませんね。
講演要旨はこちらからご覧ください。
-薬学部 薬学科 教授 米田誠治-