第13回薬学セミナーを開催しました

2022年10月17日

10月13日(木)の第13回薬学セミナーで、本学薬学科の免疫制御学研究室の西田圭吾教授と分析化学研究室の定金豊教授にご講演いただきました。

西田先生は、「免疫制御学研究室の紹介」というタイトルで発表を行われました。まず、亜鉛に関して、必須微量元素であり、亜鉛が欠乏すると様々な症状が現れる事などを分かりやすく解説して頂きました。続いて、褥瘡になった患者の亜鉛血清中濃度を測定したところ、大半の患者が亜鉛不足であり、亜鉛製剤を使用することで褥瘡の治癒が早まることを明らかにした事、そして、その作用メカニズムについて大学院生と共に解析した内容を、実験データを示しながら紹介しました。

定金先生は、「光化学的技術を利用した新しい方法論の開拓」というタイトルで、光を照射することで最寄りの分子と共有結合を形成する性質を持つ光反応基を付加した糖鎖、DNAおよびタンパクを用いた解析手法の開発について講演して頂きました。まず、従来の分子生物学的解析では、弱い相互作用を検出するものであるが故に明確な結果を出すことができないことが欠点であり、これを改善するために光反応基に着目したことを説明されました。そして、光反応基を用いることで、より強い相互作用が形成され、明確な結果が得られることを実際の泳動写真を示しながら、分かりやすく説明してくださりました。

西田先生のご講演では、亜鉛の新たな機能に関する知見を得ることができ、また、定金先生のご講演では、光反応基を利用した先進的な解析手法について学ぶ機会を得ることができました。お二人の先生方にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

-薬学部 薬学科 助教 廣森洋平-

■薬学科 西田圭吾 教授
薬学セミナー要旨
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■薬学科 定金 豊 教授
薬学セミナー要旨
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