10月26日?11月30日の期間、全4回にわたり、鈴鹿市との学官連携「ものづくり体験教室」を開催しました。65歳以上の方を対象に孤立予防、健康促進、趣味づくりを目的とし、24名の方に参加していただき陶芸づくりに取り組みました。また、リハビリテーション学科 作業療法学専攻3年生の6名が企画の段階から携わりました。
教室の1回目は自己紹介、学生が考えた自宅でもできるオリジナル体操、陶芸作業の説明、2回目は陶芸粘土の成形、3回目は模様付け、釉薬がけ、鈴鹿市の集いの場の紹介、4回目は作品披露、記念撮影など、陶芸作品を制作してもらうほか、教室終了後の繋がりのきっかけとなる活動を実施しました。これらの企画は、学生が中心となって検討し、鈴鹿市との打ち合わせを重ねて実施しました。参加者の皆様からは、「学生の皆さんと話すことができてパワーをもらえた」「知り合いができて良かった」「ぜひまた開催してほしい」などの声を聞くことができ、少なからず貢献できたことを実感しました。
今回の学官連携は、作業療法士を目指す学生にとって地域と連携する大切さを感じることができる貴重な経験となり、今後、取り組みの成果として卒業論文にする予定です。また、参加された市民の皆様に作業療法を身近に感じていただけたように感じました。オリジナル体操も日々の生活の一部として取り入れていただければ嬉しく思います。
-保健衛生学部 リハビリテーション学科 助教 山本泰雄-