10月27日(日)13時より、白子キャンパス1号館1701教室にて第17回薬学部健康講座を開催しました。今回のテーマは、「亜鉛の力:私たちの健康を保つために欠かせないミネラルの秘密」で、薬学科長の西田圭吾教授に講師をお願いしました。
200名収容の大きな教室がほぼ満員となるほどの盛況ぶりで、講座は大変な熱気に包まれました。西田教授は、高齢者における亜鉛の摂取不足の現状や、亜鉛不足が引き起こす健康障害について、具体的かつわかりやすく解説してくださいました。また、桜の森白子ホームで進行中の最新の研究成果を紹介し、亜鉛を効率的かつ適切に摂取するためのとっておきの方法も伝授いただきました。多くの参加者が講演内容を自分の生活に役立てようと真剣に耳を傾ける姿が印象的で、講演後も質問が後を絶たず、質問者の列が長く続くほどでした。
健康講座終了後には、模擬薬局、模擬病棟、無菌調剤室など薬剤師教育に関わる施設を希望者に見学していただきました。参加者の多くが見学を希望され、とても混雑した状況となりましたが、「素晴らしい施設だ」とのお声を多数いただきました。また、とても良い天気でしたので、1号館7階の高層からの鈴鹿市内の眺望も存分に楽しまれていました。
薬学部健康講座は、薬学部が新設された2008年から継続して開催されており、ここ数年は毎回約200名の市民の皆さまにご参加いただいています。この活動が近隣地域の皆さまに薬学部を知っていただくための広報活動として着実に根付いていると感じています。次回も秋頃に開催する予定ですので、皆様の参加をお待ちしております。
-薬学部-