11月24日(日)、アメリカ人講師のマイケルス?ジョーダン先生をお迎えし、本学の救急救命学科3年生5名と共に、市民公開講座「学生と緊急時に役立つ英語を学ぼう―You can do it!!」を開催しました。4歳児をはじめ、小学生、中学生、高校生などの救急救命士を目指す方々にも参加していただきました。
まず最初に、学生が英語と日本語を交えて学科紹介を行いました。ウォーミングアップとして行われた英語クイズでは、市民の方々から積極的に手が挙がり、「消防車」や「心臓」といった救急救命に関する答えを見事に当てていただきました。また、ビデオと学生によるデモンストレーションを用いて胸骨圧迫の方法を指導し、市民10名の方にボランティアとして練習に参加していただきました。
次に、圧迫止血法やバンダナを用いた被覆法について学びました。学生が市民の方々の腕や足を実際に被覆し、4歳の男児は膝を覆ってもらい、とても満足そうでした。さらに、学生による英語劇では、ニューヨークで日本人旅行客が「ながら運転」をしていたアメリカ人の車にぶつかる事故を演じました。音響効果も活用し、観客の笑いや驚きが会場を盛り上げました。また、市民の皆さんが事前に習った英語表現を使って救急車を呼ぶ場面があり、そのおかげで無事に救急隊が到着、一件落着となりました。
最後に、胸骨圧迫のレースを行い、優勝者2名には消防車や救急車を模したクッキーが手渡されました。90分間の講座を締めくくるこのレースでは、大人のパワーに加え、子どもたちの活躍も見られ、終始楽しい雰囲気で進みました。参加した本学科5名の学生も最初は緊張していましたが、市民の方々との交流を楽しみ、多くの学びを得る貴重な経験となりました。
また、参加された方からは、「これまで救助や訓練の会には何度も参加したが、今日のように学生が主体となって行う会が一番良い!」とのお言葉をいただきました。
-保健衛生学部 救急救命学科 助教 平井 聡子-