2024年11月30日(土)12月1日(日)に開催された「第3回日本地域医療学会学術集会」において、リハビリテーション学科作業療法学専攻4年生の相坂綾乃さんが、「大学では学べない地域医療の実際 ~作業療法学生が考える地域医療とは?~」というテーマで演題発表を行いました。
日本地域医療学会は「地域における保健?医療?介護?福祉等とその連携活動に関する調査?研究及び教育、技術の向上、ならびにその社会応用の促進を図ること」を目的としています。
今回、本学の学生は4年生で経験した長期間の臨床実習を通じて、「地域医療の臨床を知らなかった学生の視点から、地域医療について発信したい」という強い思いを抱き、発表することとなりました。
「地域医療で対象者の願いを叶えることは、医療従事者が対象者に寄り添い、本当の願いを汲み取ることである。対象者が生まれ育った地域で生活することを実現するために、より一層に多職種連携の推進が必要である。退院後も住み慣れた地域に戻ることが対象者の幸せにつながると考える。」と力強く発表し、1~3年生で学んだ医療人底力教育や多職種連携教育と、長期間の臨床実習で経験したこととがつながるような内容でありました。
発表を終えた本学学生からは、「今回の学会を通してすごく刺激を受けました。今後も自己研鑽を重ね、目標とする作業療法士像に近づいていきたいと思います。」といった感想が聞かれました。
医療者としての礎を築くことができるよう、本学学生の主体性を尊重し、在学中にさまざまな取り組みができる環境を整えていきたいと思います。
-保健衛生学部 リハビリテーション学科 助教 濱田 匠-