去る3月14日に、髙木久代教授(鍼灸学科)と浦田繁教授(同学科)が、台湾台中市にあります中国医薬大学を表敬訪問しました。中国医薬大学は、中国伝統医学と西洋医学の複合的発展を目的に1958年に設立され、6学部12学科を擁する医療系総合大学です。伝統的に中薬や鍼灸?薬膳の研究が盛んで、近年では神経幹細胞に関する研究分野で台湾トップクラスの実績を挙げています。
今回の訪問では、鍼灸および薬膳における学術交流や本学学生の短期研修?留学に関する意見交換を行いました。また日本薬膳学会が展開する「伝統的な薬膳に西洋医学の視点を加えた日本版薬膳」について解説を行い、その概要や学会が取り組む人材育成についてご理解をいただきました。
鍼灸学科では、天津中医薬大学(中国)との交流を通じて中国おける学術?教育活動を展開してきましたが、今回の訪問により台湾における活動拠点を築くことができました。