現在、医療を支える看護専門職は救急医療や地域医療において量、質ともに不十分な状況が続いています。特に、三重県は南北に長く、地域により高齢化、過疎化が顕著に進行しており、各地域に根ざした保健、地域医療、在宅医療、福祉を担う看護専門職が求められています。そこで、看護学科では、看護実践能力、幅広い教養とコミュニケーション能力、チーム医療を理解し、多職種連携?協働する能力、地域医療に貢献できる能力、国際的視野で異文化理解のできる能力を育成することを目標に掲げ、真に社会で求められる看護専門職者を養成します。
看護師
看護師はさまざまな場面で、
患者さま、ご家族のもっとも身近に寄り添い、
治療、療養を支援します。
2023年度
100%
87.8%
保健師
(選択制?定員30名)
2年次終了時に保健師課程希望者から選考を行います。
2023年度
100%
95.7%
桂 らんさん
三重県立伊勢高等学校出身
看護学部
看護学科 4年
同じ目標を持った仲間と支え合い、
励まし合いながら集中できる環境を
作って日々取り組んでいます!大学受験を前に将来について考えていた時、医療や子どもの心身の健康について興味があることに気づきました。調べていくうちに、ケガや病気を未然に防ぐ「予防医療」に携わる保健師になりたいという気持ちが生まれ、保健師の国家資格も取得できるこの大学に入学しました。保健師課程に進むためには、2年次にテストと面接がありますが、なんとか選考を突破し、今、保健師課程で学んでいます。
2年次の「診療援助技術論」では注射や採血など身体侵襲を伴う技術を学びます。限られた時間で症例に合わせた援助を行う実技テストもあり、空き時間に実習室で友人と猛練習しました。3年次後期は領域別実習が続き、とても大変でしたが、実践を通して対象一人ひとりに必要な看護を学ぶことができたと思います。また、4年生による「卒業論文発表会」で先輩たちの研究報告を聴きました。ここで、自分が深めたい研究テーマをより明確にすることができ、私たちも研究をするのだとワクワクしています。
日々の勉強は大変ですが、大学全体が「国家資格取得」という共通の目標に向かっているので、悩んだり挫けそうになってもみんなと励まし合って乗り越えられます。学内には、自習スペースも豊富で、教室や図書館だけでなく落ち着いて集中できるよう、さまざまな場所に椅子と机があります。そこでは、常に誰かが勉強しているので「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちで取り組めるとても良い環境だと感じています。