医療人底力教育センターは、1月12日(木)4時限にオンラインで「2022年度 医療人底力教育 アカデミックフェア」を開催しました。
「アカデミックフェア」の目的は、初年次における底力実践の学習成果と成長の過程を、学生の皆さんと共有し、次年度以降に活かすこと、また、多くの皆様に知っていただくことにあります。本年度は、新型コロナの感染リスクを低減させる観点から、対面?オンラインのハイブリッド方式で授業を行いました。
初年次の底力実践は全学対象の科目で、約700名の新入生が履修します。全学生が学科の枠を越えて14クラスに分かれてグループワークを行い、ともに学ぶ経験を持ちます。
今年度は各クラス担当教職員の評価による優秀者14名、学生評価による優秀者1名を表彰し、優秀者によるプレゼンテーションも実施しました。各クラスの代表学生が医療福祉や社会的な課題、例えば、安楽死、認知症患者への告知、ヒーローの暴力行為の子どもへの影響、レジ袋有料化、昆虫食など興味関心のあるテーマについてプレゼンテーションを行いました。収集した情報を丁寧に調べ、整理し、図表やイラストを効果的に入れ、アニメーションの技法を取り入れるなど様々な工夫をし、問題意識をもって意欲的に取り組んだことがよくわかる素晴らしい内容でした。
底力実践4の振り返り、学びについて学生の感想を一部紹介します。「自分とは違う価値観が分かり、自分の知らない事を沢山知ることができ勉強になりました。また初対面の人達でグループを作り、意見を出し合うなどし、チーム医療について学ぶことができたと感じました。この経験を生かして医療環境で互いに連携して、患者中心の医療を実現していこうと思いました。」
学生の皆さんが、相互に切磋琢磨し、さらに研鑽を積み、医療福祉専門職として成長していくことを期待します。
最後になりましたが、ご協力いただいた教職員の皆様に心から感謝申し上げます。
-医療人底力教育センター長 福田 八寿絵-