8月19日(水)~21日(金)に行われたWSに、三重大学医学部生26名と本学学生33 名の計59名が参加しました。今年度はCOVID-19拡大防止のためzoomでの開催となりました。
第一日は自宅の学生と、本学、三重大学が画面でつながり、東洋医学的体質診断(写真1)、鍼灸(写真2)、薬膳、マインドフルネス、筋力評価の講義を受講しました。画面を通して腰痛体操(写真3)も体験しました。遠隔形式という限られた状況の中でも教員によるさまざまな趣向や工夫により、興味や理解が深まったとの感想が学生から多く寄せられました。
第二日は、一般的な課題を通してチームワークの重要性について考えました。さらに第二日後半から第三日にかけて、慢性疼痛に苦しむ模擬患者の病態を把握し、今後の治療の方針をチームで考えました。模擬患者とのロールプレイも体験しました。ブレイクアウトルームを利用してグループディスカッションが行われ、両大学の教員がサブファシリテーターとして参加しました(写真4)。今年度は教員がそれぞれの領域の専門職のプロとして学生との質疑応答の時間が設けられ、問題解決に生かされました。学生の満足度も大変高く、深い学修効果が得られたようです。また、それぞれの専門領域の重要性を実感してくれたと思います。終了後には、過去にWSを受講した学生で運営されている「学生サポーターの会」との交流も行われました。
カリキュラム上の問題で履修できなかった学科コースの学生も、来年度からは参加が可能になります。私の所属する学科学生も将来、医療機器を通して慢性疼痛治療に関わることも予想され、今後は積極的に参加してもらえればと思っています。
-慢性疼痛教育委員長?医用工学部 臨床工学科 教授 丸山淳子-