2月1日(金)17時から白子キャンパス6号館6103室において、「第5回SUMS-NITS医工連携研究会」が開催されました。
SUMS-NITS医工連携研究会は、鈴鹿医療科学大学(SUMS: Suzuka University of Medical Science)と鈴鹿工業高等専門学校(NITS: National Institute of Technology, Suzuka College)の研究者が連携して、医療に関わる新技術の研究開発や新事業の創出を図ることを目的として開催する研究会です。この研究会は2017年に開始され、2018年2月にはこの研究会の成果を基礎として、「SUMSとNITSにおける学術研究交流に関する協定」が締結されました。
今回の研究会では、本学の豊田長康学長の挨拶に続き、SUMSとNITSから各1名の教員が講演を行い、最後に、今後の取り組み活動などについて参加者による意見交換が行われました。
講演1では、SUMSの放射線技術科学科 栃谷史郎准教授がお話されました(演題名:周産期母体腸内細菌と児の脳発達 ―母体腸内細菌撹乱モデルマウスの作成と解析―)。講演2では、NITSの生物応用化学科 小川亜希子准教授がお話されました(演題名:細菌叢または遺伝子発現情報からバイオフィルムを解析する)。
両講演ともに最近話題となっているヒトを含む動物の生体機能や行動あるいは病態形成に及ぼす生体内外の細菌の種類や影響を中心に、その解析手法や課題解決に向けた取り組みなどを分子生物医工学的視点から解説した非常に有意義な内容であり、今後のSUMS-NITS医工連携研究により更なる発展が期待されることを示してくださいました。
講演内容の要旨については、こちらをご覧ください。
-社会連携研究センター長 鈴木宏治-